ストーム久保のブログ

語彙力は乏しいけどゲームについて書く

サノスと私【注意:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのネタバレあり】

 アベンジャーズ/エンドゲームを見終えて数日経過したが、いまだに私の胸の内は騒めいている。

それは二度とあのヒーローたちが集まった瞬間を観れない悲しみなのか、あれだけ素晴らしい映画を観れた喜びの余韻なのか、今後はどう話を広げていくのかわからない不安なのか、今はわかっていない。

 

なので今わかっていることを書いていこうと思う。

「アイアンマン」から始まった『マーベル・シネマティック・ユニバース』(以下、MCU)を全て観てきた私が今言いたいこと、それは

 

MCUのサノスが好きだということだ。

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          公式サイトから引用

 

ここでややこしいようだが勘違いしてほしくない。

アメコミ原作のサノスではない、MCUのサノスだ。ジョシュ・ブローリンのサノスだ。

 

何故か?それは思想だ。アメコミ原作のサノスがインフィニティ・ストーンを使って銀河系規模の事件を起こした原因は「好きな女に振り向いてほしいから」だった。

いや、素敵なことだと思うよ?私も恋をして絶対に手に入れたい女性が全く興味を持ってくれなかったら、世界の半分くらい消してアピールしてみたいよ?

 

でもそれって工業校のヤンキーが好きな女の前でいいところ見せたいから、クラスのオタクを退学に追い込んで力を示すみたいじゃん!なんかダサい。

 

でもMCUのサノスは違う。

世界に存在している資源は限りある。このままだといずれ資源は尽きて、命はやがて自滅してしまうのではないか?

ならば種の生存のために、今いるすべての生命の半分を間引き、残った半数に資源を十分に回して生存を図る計画をサノスは考えて、実行した。

 

悪だと認識されて全世界を敵に回しても、やらなければいけないと使命感と責任感を持って戦うキャラクターだ。

 

昔から思っていたことがある。

悪役キャラクターは最後のほうで改心したり、実は操られていて..とか、本当は良いやつで仕方なくとかなんとか、悪を貫かないキャラクターがとても嫌いだ。

 

お前は自分の信念や正義を持って世間的には悪事と呼ばれることをしていたんだろう!

何今更言ってんだよ!って思っていました。

なので、ドラゴンボールフリーザの最期はまさしく、理想的な悪役の最期でした。

サノスが現れるまで好きなキャラクターランキング1位の座にいました(いろいろあって仲間になっていたけど、自分の利益重視なので、ギリセーフ...)

 

そんな悪役キャラクター美学を持っていた私の心に刺さったのが「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」のサノスだ。観たときはサノスの固い信念に驚いた。

 

ヒーローは信念や正義、愛を持って悪を倒す

ヒーロー物ではよくある話だ。それがヒーローの強さの一つで、これらはたとえ悪に力で負けていても勝利をもたらせてくれるスーパーパワーだろう。

 

しかし強大な力を持っている悪、そう、倒すべき相手が同じように信念や正義、愛を持っていたら?

答えは悪が勝つだろう。悪?勝ったほうが正義かもしれないけど。

 

全てのヒーローを相手に勝利したサノスは自らの信念を貫いて、自らの正義を成し、世界に愛を与えた。

その形は確かに歪ではあったが、自らの使命を果たしたサノスの顔は、今まで観てきたヒーローの表情と変わりなかったように見えた。

 

私はサノスが好きだ。

誰にも理解されなくてもいいから、自分の信念と正義を貫く姿が好きだ。

私はよく自分を曲げてしまう。その場のノリだったり、相手の立場が上だったり、心が弱まっているときは信念や正義を曲げてしまう。

曲げずに生きている人なんてごく一部なのは理解しているが、曲げた後はいつも反省会をするくらい凹んでしまう。

 

だから曲げなかったサノスに憧れた。

いい歳して漫画のキャラクターに憧れるのは痛々しいが、この際そっとして置いてほしい。凹む。

 

そう考えながら文字を打っていたら、だんだんとアメコミ原作のサノスも好きになってきた。あのサノスも自分の信念と正義を貫いた結果、あういう奇行に走ったのだろう。

あした、和訳版を買ってこようと思った。

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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーを観た後の話

 ついでに語らせていただきたい。

インフィニティ・ウォーは今まで観てきたヒーロー映画には無かった静寂の中、幕を閉じた。

 

アベンジャーズ」「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」はフィル・コールソンやクイック・シルバーの犠牲があったが、ヒーローたちは勝利して世界を救った。

それなのに「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は多くの犠牲を払ったうえにヒーローたちは負けた。

負けただけではない、生き残るはずだったヒーローの半数が消滅していった。

 

『サノスに負けた』だけならば、きっと次回作で全力でサノスを倒してハッピーエンドを全員で迎え、アベンジャーズ最高!といった終わり方を予想をして映画館を後にしていたでしょう。

しかし、今まで世界を守ってきたヒーローの半数が消滅した。その中には単体映画で主人公を務めたキャラクターも含まれていたが衝撃的でした。

 

『.................』

 

上映後、あんなに広い空間に大勢人が居るはずなのに、呼吸音しか聞こえない。

劇中の衝撃に放心しそうになりながらも、全体を見渡したときに感じた絶望の空気を私は絶対に忘れはしない。

おそらく二度と味わえない空気のはずだ。

 

語った。本当はエンドゲームのサノスについても語りたかったが、それは1~2年後にしよう。それまで頑張って生きていこうと思います。

                              久保でした。